「競輪場に行ってみたいけど何か怖いイメージがある」
「何を持っていけばいいの?」
競輪に興味を持ち、実際に競輪を楽しむのであれば、やはりライブでレースを観るのがおすすめです。しかし行ったことがない競輪場はどんな場所かイメージしづらく、中には怖い人がたくさんいると思っている方もいるかと思います。
確かに若い女性が楽しんでいるという光景はあまり見かけませんが、競輪場が怖いということはありません。そこでこの記事では初心者が競輪場に行く際の注意すべきポイントや、知っておきたいポイントをまとめてみました。
せっかく競輪に興味を持ったのですから、ぜひもっとも楽しめるライブ観戦を体験していただきたいと思います。
競輪場に行ってみよう!
まずは競輪場に行くための準備をご紹介します。準備といっても大したことはありません。競輪場の場所を知ったり、交通手段、必要な予算を知っておけば十分でしょう。
全国に43の競輪場がある
※画像出典:東京オーヴァル京王閣
日本全国には43の競輪場があります。どの競輪場もライブ観戦が可能ですので、住んでいる地域の近所にある競輪場を調べておきましょう。
競輪場の場所や名称に関しては以下の記事でまとめていますので、参考までにチェックしてみてください。
また、2021~2022年のような、新型コロナウイルスの感染拡大などの異常事態では、事前に競輪場のHPなどで入場に関する規制を確認しておきましょう。
競輪場に行く前に移動手段をチェック
競輪場の特徴として、最寄駅から距離があるなど、比較的交通の利便性の悪い立地にあるということが挙げられます。例えば神奈川県にある川崎競輪場。最寄り駅となる京急港町駅からは徒歩で15分、JR川崎駅からだと徒歩で20分ほどかかります。
川崎競輪場近くには路線バスの停留所もありますが、川崎競輪開催時は、川崎競輪が無料の送迎バスを運行しています。
このように多くの競輪場は、近隣の駅から無料送迎バスなどを運行していますので、こういった情報もチェックしてから行きましょう。
また、自分の車で競輪場に行く場合は駐車場の位置をチェック。特に都市部に近い競輪場の場合、競輪場自体の駐車場が小さい場合があります。こういったケースでは近隣の駐車場と提携し、提携駐車場であれば駐車料金が無料になるケースもありますので、しっかりチェックしていきましょう。
入場料は格安
気になる予算ですが、競輪に投資する分の費用のほかに、飲食代や入場料が必要になります。入場料に関してですが、これはそこまで気にする必要はありません。ほとんどの競輪場の入場料は50円か100円。格安料金になっています。
競輪の主催者にしても、入場料で大きく儲ける必要はありません。入場してもらって、中で車券を買ってもらえる方が大きな儲けにつながります。そういった意味もあり、入場料に関してはあまり気にせずに気軽に遊びに行きましょう。
競輪場で楽しむための5箇条
では、競輪場に行ったら何をどうすればいいのか。せっかく遊びに行くのですから、全力で楽しめるように、知っておきたいポイントを5つまとめておきます。できるだけこの5箇条を頭に入れて、競輪場を楽しみつくしましょう。
まずは出走表を入手しよう
※画像出典:KEIRIN.JP
競輪場に遊びに行くといっても、本来の目的は車券を購入し、ギャンブルで勝つことです。そのために必須となるのが出走表。確かに手元にあるスマホで、すぐに出走表を見られるという方もいるかもしれませんが、手元に印刷物としての出走表があった方が、スマホも自由に使えるようになりより楽しめます。
ほとんどの競輪場では、入場ゲートを入ってすぐの場所に出走表が置かれていますので、まずは出走表をゲットしておきましょう。
席はゴール近くがおすすめ
競輪場の座席には有料席と無料席があります。無料席で楽しむのであれば、できればゴールシーンが見られる位置の席を確保しましょう。
競輪という競技の性質上、競輪選手の本気の全力疾走が見られるのは、ゴールまで残り半周から。この半周をできるだけ間近で楽しめるような席を確保するのがおすすめです。
また有料の座席といっても、そこまで高額ではない座席もあります。例えば東京の立川競輪場。立川競輪場の2~3Fにある特別観覧席は座席料500円。これならそこまで気負わずとも購入できるのではないでしょうか。
ほかにも、そこまで高額ではない座席を用意している競輪場はありますので、事前に座席の料金もチェックしておくといいでしょう。
レースはできるだけリアルタイムで楽しもう
競輪場内にはいろいろな施設があります。初めて訪れる場合、いろいろな施設に気が向いてしまうかもしれません。もちろん競輪場を楽しみつくす以上、これもいいことでありおすすめです。しかし、せっかく現地に行ったのですから、レースは現地でしっかりと楽しむのがおすすめです。
競輪はオリンピック競技でも行われるほど完成されたスポーツです。こういった完成度の高いスポーツを、わずかな入場料でライブ観戦できるのは珍しいこと。レースを生で見ることで競輪に対するイメージも変わるかもしれません。
とにかく生で見る競輪は迫力十分。ぜひゴール前でしっかり観戦しましょう。
競輪場内ではB級グルメも楽しめる
競輪は一般的には午前中から夕方までレースが行われます。当然その間に観客のお腹も空くわけで、競輪場内にはしっかり食事処が用意されています。中には地元で噂になるほどおいしいB級グルメがあるなど、こちらもぜひ楽しんでいただきたいポイントとなります。
競輪場グルメは気取らず一気にかき込めるものや、お酒と一緒に楽しみたいアテが中心。そのため丼物やモツ煮、おでんなどのメニューが充実しています。しかもほとんどの競輪場飯はお手軽価格。ここでも観客には車券でお金を使ってほしいという思いが溢れています。
お腹が空いたらこうしたB級グルメを思う存分楽しみましょう。ただし予想にも影響が出ますので、飲みすぎには注意です。
熱くなり過ぎないのがポイント
最後に実は一番大事なポイント。それは熱くなりすぎないこと。競輪場という非日常空間で、しかも眼前で迫力十分のレースが行われるとなると、大概の初心者はテンションが上がります。しかし、残念ながらテンションが上がったところで予想が当たるようになることはありません。
熱くなりすぎると、事前に考えていた予算を超えて勝負をしてしまい、終わってみたら財布の中がスッカラカンであったり、びっくりするほど預金を引き落としていたというケースも。
熱くなるのは大歓迎ですが、ギャンブルで熱くなりすぎるのはご法度です。賭ける金額はぜひ節度を持って、用意した分で終了するようにしましょう。
競輪場で注意したいこと
ここまで書いた内容のみですと、競輪場はただただ楽しいだけの空間に見えるかもしれません。しかし、危険性が0ということは当然ありません。そこで、ここだけは気を付けてほしいという点を2つピックアップしましたので、よく読んでおきましょう。
荷物の持ちすぎに注意
座席でレースを観て、車券を買いに行って、モツ煮とビールを買いに行って、トイレに行ってと、とにかく競輪場は移動する機会が非常に多くなります。そこで注意したいのが手荷物。大きな荷物、重い荷物を持っていると、どうしても邪魔になります。
とはいえ確保した座席に置いていくのもさすがに不用心。置き引き被害の可能性は否定できません。
競輪場に行く際は、できるだけ不要な荷物は持って行かないのがベスト。正直に言えば、財布さえあれば楽しめるのが競輪場です。荷物は財布とスマホ程度に収め、荷物といっても肩から掛けられるような小さなカバンひとつで行くのがおすすめです。
仕事の後など、どうしても荷物が多くなる場合は、コインロッカーを利用し、貴重品以外はロッカーに預け身軽な格好で楽しみましょう。
「コーチ屋」に注意
特に初心者の方に注意してほしいのが「コーチ屋」です。筆者が観戦していた時代と比較するとずいぶん減っているかと思いますが、それでもまだ生き残っている可能性があります。
コーチ屋とはレース前に気さくに話しかけてきて、「このレースは③番で決まりだな」などと予想の講釈を垂れていきます。それだけで終わればいいのですが、問題はレース後。コーチ屋の予想が的中したとき、そのコーチ屋が近づいてきて、「俺の予想で儲かっただろ。祝儀をよこせ」と迫ってきます。
その予想に乗っていないといっても聞く耳は持ちません。聞いた以上は情報料をよこせと迫ってきます。
やたら陽気に話しかけてくるおじさんには十分注意しましょう。
まとめ
競輪初心者にとって、競輪場は未知の空間でしょう。しかし現実の競輪場は、目の前で完成度の高いスポーツを見ることができ、しかも高額な入場料もいらないという非常に魅力的な空間です。
もちろん入場しているのは地元の競輪ファンばかりですから、華やかな女性が多いということはまずありませんが、コワモテのおじさんばかりということもありません。
一人では怖いという方は、同じく競輪に興味を持っている友人などを誘って、ぜひ一度ライブで楽しんでください。今まで感じたことがない競輪の迫力を感じ、より競輪が好きになること間違いなしです。