競輪必勝法は存在するのか？初心者にもおすすめの賭け方・考え方

「競輪をやる以上絶対に負けたくない！」
「競輪には必勝法ってあるの？」

競輪は国が認めた公営ギャンブルです。ギャンブルである以上、自分のお金を賭けて楽しむことになります。お金を賭ける以上負けたくないのは当然のこと。初心者だろうが負けたくない、必勝法を知りたいというのは当たり前の話でしょう。

結論を言ってしまうと競輪に「必勝法」はありません。元も子もありませんがこれは事実。ただし、勝率を高める方法、考え方というのは存在します。初心者のうちにこの方法、考え方を知っていれば、回収率を高めることもできるはず。

そこでこの記事では初心者におすすめの賭け方、勝負する考え方をまとめていきます。

確実に勝利を手にしながら、少しずつ競輪に慣れ、最終的には大きな勝ちを手にできるようになりましょう。

基本的な車券の買い方は3種類
初心者におすすめの負けない賭け方
競輪に必勝法はない
1. 当たりやすい番号があるのは競艇
2. 当たりにくい番号は「ヨーロッパ」で覚える
まとめ

基本的な車券の買い方は3種類

競輪をはじめ、公営ギャンブル全般においてあまり経験がないという方もいらっしゃるかと思います。そこでまずは基本的な買い方、賭け方を紹介していきましょう。

基本的な賭け方は3種類。それぞれメリットデメリットなども併せて紹介していきます。

流し車券

例えば強いと思われる選手が1人いる場合の狙い方として、「流し車券」があります。これは、車券に絡むであろう選手を1人(もしくは2人)選び、その選手を軸にほかの選手に流すという買い方です。

一例を挙げてみましょう。あるレースで①番の選手が強いと考え、軸にした場合を考えます。勝つのは①番として、2着になりそうな選手が②番、③番、④番の3人だったとします。この場合、2車複の車券では①-②、①-③、①-④が買い目となりますが、これが「①番を軸とした流し車券」といいます。

流し車券のメリットは、狙った選手が車券に絡んだ場合、買い目を控えて的中ができるため、回収率が高くなるということでしょう。一方デメリットは、軸に狙った選手が負けてしまうと、すべての車券がハズレとなってしまう点です。

最後に9車立てのケースで、流し車券を買った場合の買い目の数を紹介しておきましょう。2車複の場合は相手の数が買い目点数となります。ここでは3連複と3連単の軸1人流しを紹介します。

3連複　軸1人流し　相手人数別買い目点数(9車立て)
相手	点数
2人	1点
3人	3点
4人	6点
5人	10点
6人	15点
7人	21点
8人	28点

3連単　軸1人流し(1着固定)　相手人数別買い目点数(9車立て)
相手	点数
2人	2点
3人	6点
4人	12点
5人	20点
6人	30点
7人	42点
8人	56点

ボックス車券

ボックス買いとは、狙っている選手の組み合わせ全てを購入するという賭け方になります。例えば狙っている選手が3人(①番、②番、③番)いた場合、2車複であれば①-②、①-③、②-③と、この3人のうち2人が1&2着に入れば必ず当たるように購入します。

ボックス買いのメリットは、狙った選手が上位に入った場合、必ず的中するということ。上で紹介したケースで考えてみましょう(軸①番、相手②③④番)。2車複の車券を買っていたとして、1着が②番、2着が③番、3着が①番だった場合、流し車券ではハズレとなります。しかしボックス買いをしていれば、②-③も抑えていますので的中するということになります。

デメリットは買い目が多くなること。上と同じケース(軸①番、相手②③④番)の場合、流し車券の買い目は流し買いで3点のところ、ボックス買いでは10点となります。車券は的中しても投資金額の方が大きくなるトリガミが発生する可能性もありますので注意が必要です。

最後にボックス買いの買い目数を紹介しましょう。3連複、3連単のボックス買いの点数を紹介しましょう。

ボックス頭数	3連複	3連単
3頭	1点	6点
4頭	4点	24点
5頭	10点	60点
6頭	20点	120点
7頭	35点	210点
8頭	56点	336点
9頭	84点	504点

点数が多くなる傾向にありますので、狙うのであればやや穴狙いなどで、配当が期待できるときに利用するといいでしょう。

フォーメーション車券

流し車券とボックス車券の中間のような買い方がフォーメーション買いです。主に3連複、3連単で用いられる購入方法で、1着に来る選手、2着に来る選手、3着に来る選手をそれぞれ予想して、余計な買い目はそぎ落として購入する買い方になります。

例えば①～⑤番までの5人の選手を狙っている場合。流し車券を購入するほど信頼できる選手を絞り込めないものの①番と②番の2人が有力で、③番④番が2着候補、⑤番は展開が向けば③着と予想したとします。

この場合、①番1着軸の流し車券で3連単を購入すると、購入点数は20点で済むものの、②番が勝ってしまえばハズレです。とはいえ、3連単5頭ボックスで狙うと買い目は60点。②番が勝って、2&3着も当たっていたとしても、配当が60倍を超えなければトリガミです。

こういったケースで狙いたいのがフォーメーション。以下の組み合わせで3連単を購入したとします。

1着　①②
2着　①②③④
3着　①②③④⑤

この時買い目点数は18点。流し馬券よりも少ない点数で、ボックス買いのような余計な買い目(1着③④⑤番など)もなく、狙っている買い目だけをまとめて購入できます。

購入点数の計算がややこしくなるため、慣れるまでは難しいですが、特に3連複、3連単などでは慣れたらフォーメーション買いを狙ってみるのがおすすめです。

初心者におすすめの負けない賭け方

車券を買う基本的な形を3種類紹介しました。この3種類を踏まえたうえで、初心者が車券を購入する場合、どうすれば負けないのか、負ける確率を減らすことができるのかを考えていきましょう。

当たりそうなレースだけ買う

「それがわかれば苦労しない」といわれてしまいそうですが、これは行われるレース全てを買うのではなく、自信がないレースは買わない勇気を持つことが重要という意味になります。

競輪は一般的に1日に12レース行われます。この中には圧倒的に強い選手がいるレースもあれば、大混戦のレースもあります。

当たり前ですが混戦のレースは予想が簡単ではありません。一方、大本命がいるようなレースでは比較的予想はしやすくなりますので、12レースある中で、予想しやすいレースのみで勝負し、予想が難解なレースは見送るだけでも勝率はグッと上がるでしょう。

堅い馬券でコツコツ稼ぐ

ギャンブルの面白さは、一攫千金が狙えるところ。そう考えるとどうしても大穴車券を狙ってみたくなるものです。もちろんそれで大穴の的中を手にすることもあるかと思いますが、確実性は高くありません。

どのギャンブルでも同じですが、初心者のうちはまず的中させて、払い戻しを受けることが重要。その点でも堅い車券を狙って払い戻しを受けることを目標にしましょう。

もちろん購入金額が払戻金額を超えてしまっては意味がありませんので、まずは少ない点数で確実に的中させることを目標に賭けていきましょう。

ガールズケイリンで勝負する

※画像出典:ガールズケイリン

競輪の中には女性選手のみで行われるガールズケイリンもあります。初心者の方はこちらの方が狙いやすいかもしれません。

男子の競輪よりもガールズケイリンの方が狙いやすい理由は2つ。まずは出走車数が少ないことが挙げられます。男子の競輪は最大9人でレースが行われますが、ガールズケイリンは最大7人まで。単純に出走人数が少ない方が当てやすくなります。

もうひとつはガールズケイリンでは「ライン」が禁止されていることが挙げられます。競輪の醍醐味はこのラインの強弱を見極めることですが、醍醐味であるのと同時に難しいことでもあります。この難しい「ライン予想」をせずに、シンプルに選手の力量を比較するガールズケイリンは、初心者にとっては狙いやすいレースといえるでしょう。

競輪に必勝法はない

最初に紹介した通り、競輪に必勝法はありません。いろいろな予想方法がありますし、一部予想サイトでは「絶対勝てる」などと吹聴しているサイトも存在しますが、選手同士がい駆け引きを行いながら戦う競輪の結果を完璧に予想することは、どんなに熟練のプロでも簡単ではありません。

ここでは一部で言われる噂のような番号にまつわるポイントを2つ紹介しておきましょう。

当たりやすい番号があるのは競艇

※画像出典:BOAT RACE オフィシャルサイト

番号	成績	勝率	連対率	複勝率
①番	【7.1.0.4】	58.3%	66.7%	66.7%
②番	【1.6.0.5】	8.3%	58.3%	58.3%
③番	【2.2.1.7】	16.7%	33.3%	41.7%

突然表を紹介しましたが、こちらは2022年2月8日、桐生競艇場で行われた12レースの結果です。12レースの中で10レースにおいて、①～③番の選手が勝っています。

このように競艇においては内側の番号が圧倒的に有利であることは間違いありません。競艇は最初のコーナーでインを取ることが非常に重要であり、当然ながら内側の選手に有利になる傾向があります。

競艇においてはこのような番号による有利不利があるため、競輪にもあると考えている方もいるかもしれませんが、競輪ではこうした番号によって当てやすい番号というものは存在しませんので覚えておきましょう。

当たりにくい番号は「ヨーロッパ」で覚える

反対に競輪には当たりにくい番号が存在します。それが「④番・⑥番・⑧番」という3つの番号。これは9車立てのレースの大半で言われることです。

この当たりにくい番号には理由があります。それが枠番に関する決め方です。9車立ての場合、④番と⑤番が4枠に、⑥番と⑦番が5枠に、そして⑧番と⑨番が6枠に割り振られます。このとき、ひとつの枠に有力選手が固まらないように、同枠に入る選手は実力のある選手と、そうではない選手の組み合わせとなるように配慮されます。

この時に実力的に落ちる選手が入るのが偶数の④⑥⑧番。競輪ではこの3つの数字を「ヨーロッパ(④,⑥,⑧)」と呼び、あまり車券に絡まない数字として知られています。

反対に言えばヨーロッパが車券に絡めば大穴車券ということ。大穴狙いの時は反対に意識して狙ってみても面白いかもしれません。