競輪は勝てるギャンブル!初心者が知っておきたい基本ルール紹介

ルール 競馬 初心者

最近競輪が気になっている
競輪で遊んでみたいけど、何も知らないから二の足を踏んでる

そんな方もいらっしゃるかと思います。競輪を知らない方にとっては、競輪はちょっと怖いイメージがあったり、競輪の予想は難しいというイメージがあるかもしれません

しかし競輪は数ある公営ギャンブルの中でも、もっとも当てやすいギャンブルといわれています。また、競輪には2つの側面があります。オリンピック競技でもあるスポーツとしての「競輪」と、国が認めた公営ギャンブルである「競輪」という側面です。

そこでこの記事では、スポーツとしての競輪と、ギャンブルとしての競輪に関して、初心者が最初に知っておきたいルールをまとめていきます。

この記事を読めば、競輪は怖くはない上に、当てやすいギャンブルであり、しかも見ていて楽しいスポーツでもあることが分かるかと思います。

スポーツとしての競輪のルールを紹介

 

スポーツ

まずはスポーツとしての競輪に関して紹介していきましょう。競輪というスポーツの簡単なルールを知ることが、ギャンブルとしての競輪予想にも関連してきますので、基本的な部分だけは覚えておきましょう。

レースの距離は1600~2000m

広島競輪場

競輪のレースは基本的に2000mの距離で行われます。特にオリンピックで行われる自転車競技である「ケイリン」の場合は、競走距離は2000mで固定されています。

公営ギャンブルである競輪の場合、競走距離は1600~2000m。これはレースごとに距離が変わるというわけではなく、競輪場の大きさによる違いです。

ちなみにオリンピックでも行われる自転車競技であるケイリンは、1周250mのトラックでレースが行われます。しかし公営ギャンブルである競輪は、全国各地の競輪場の大きさに違いがあります。競輪場の1周の距離は、333m、400m、500mの3種類があり、レースが行われる競輪場によって、周回数と走行距離が変わります

また、女性選手だけで行われる「ガールズケイリン」も走行距離が決まっており、1500~1,666m。こちらも競輪場によって走行距離が変わるようになっています。競輪場のサイズとレース距離を表にしてまとめておきましょう。

バンクサイズ 周回数 走行距離
250m(PIST6) 男子 6周 1,500m
333m 男子 6周 1,998m
女子 5周 1,665m
400m 男子 5周 2,000m
女子 4周 1,600m
500m 男子 4周 2,000m
女子 3周 1,500m

これが基本の周回数と距離です。ただしレースのクラスなどによってはさらに細かく周回数や距離も変わってきます。とはいえ距離の長いレースでも2,800m程度が上限となっています。

どの競輪場がどのサイズかに関しては、以下の記事で詳しくまとめていますので、そちらも参考にしてください。

競輪初心者が知っておきたい競輪の基本の仕組み

1レースは6~9車が出走

サイクリング_シルエット

競輪は1レース6名~9名が出走しレースが実施されます。競輪にはS級、A級などのクラス分けがあり、基本的に同じクラスの選手同士がレースで競うことになります。女子選手のみで争われるガールズケイリンは5~7名が出走します。

出走する選手は1~6枠に割り振られ、7名以上が出走するレースでは、外枠から2名ずつ枠に入るようになります。最大の9名出走の場合は、1~3枠が各1名、4~6枠が各2名ということになります。

基本的なレースの流れ

サイクリング01

競輪のレースを観たことがあるという方はご存じかもしれませんが、レースの序盤はゆったりとしたペースでレースが行われます。このあたりも含めて、競輪のレースの基本的な流れに関して説明しておきましょう。

レースのスタートは全車横一線。このスタート地点の25m前方からスタートするのが「先頭誘導員」です。レースはこの先頭員のペースで進行します。

選手はこの先頭員を抜くことはできませんが、先頭員の後方であれば自由にポジション争いができます。

レースが残り1周半~2周半になると先頭員はいなくなり、ここから本格的な競走がスタート。一気にレースのペースは速くなります。先頭誘導員がいなくなるタイミングは、バンクの大きさによって決まりますが、概ね残り800mの地点から本格的なレースになると考えていいでしょう

ゴールのタイミングは前輪の先端がゴールラインを超えたタイミング。出走全車がゴールラインを超えたらレースが終了ということになります。

代表的な違反行為

×マーク

競輪は最高時速70km/hを超えるような高速レースです。そのためちょっとしたアクシデントで転倒が発生し、転倒により大けがをすることも珍しくありません。そのため違反行為に関しては厳格に定められており、このルールを遵守したうえでレースは開催されます

ここでは代表的な違反行為を紹介しておきましょう。

★斜行
斜行01
※画像出典:KEIRIN.JP「KEIRINガイド ルール」

斜めに進路をとること自体は問題ありませんが、その結果ほかの選手の走行を妨害すると違反となります。

★押圧押圧01※画像出典:KEIRIN.JP「KEIRINガイド ルール」

コースの外側から内側にほかの選手を押し込む行為。

★押し上げ
押し上げ01※画像出典:KEIRIN.JP「KEIRINガイド ルール」
コースの内側から外側にほかの選手を押し上げる行為。

★内側追い抜き
内側追い抜き01
※画像出典:KEIRIN.JP「KEIRINガイド ルール」
一定の位置を走行する選手を、さらに内側から追い抜く行為。追い抜きは基本的に外側からとなります。

非常に簡単ではありますが、これらが代表的な違反行為。基本的には無理な追い抜き行為や、選手同士の接触に関して厳しく取り締まっているといえるでしょう。

ギャンブルとしての競輪

JAPANYEN03

ここからはスポーツとしてのルールではなく、公営ギャンブルとしてのルールに関して解説していきます。競輪はギャンブルですので、ルールさえ守れば誰でも賭けることができます。その賭け方などに関しても簡単にまとめていきましょう。

国が認めた公営ギャンブル

国会議事堂

競輪は競馬や競艇などと同じく、国が認可している公営ギャンブルです。監督官庁は経済産業省。主催は各地方自治体となり、「自転車競技法」という法律に則って開催されています。

レースは基本的に365日毎日開催。近年ではミッドナイト競輪など、夜間遅い時間に開催されるレースもあり、ほかの公営競技と比較しても非常に参加しやすいギャンブルとなっています。

車券の購入方法や種類

車券イメージ01

※画像出典:KEIRIN.JP「KEIRINガイド」

競輪の投票券は一般的に「車券」と呼ばれ、競馬や競艇と同じように上位に入る選手を予想して購入します。車券の購入は、競輪場場外車券場インターネット投票で購入でき、それぞれ的中すれば払い戻しを受けることができます。

車券の種類や購入方法などに関しては、以下の記事でそれぞれ詳しく解説していますので、そちらでご確認ください。

競輪は初心者でも楽しめる!競輪の賭け式7種と当てるコツを紹介
競輪必勝法は存在するのか?初心者にもおすすめの賭け方・考え方

競輪予想の基本

出走表01

※画像出典:WIN TICKET

ギャンブルとして大事な予想に関してですが、競輪には競輪にしかない予想ファクターがあります。それが「ライン」です。競輪は、1つのレースで団体競技と個人競技を楽しめる非常に珍しい競技となります。これを実現しているのが「ライン」の存在です。

競輪の予想の基本的な流れは3つ。「ライン」を予想し、「ラインの強さ」を比較し、「個人の力量比較」を行うというもの。

競輪の予想の基本的な流れはこれで間違いありませんが、そこまで簡単なものではありません。さらに詳しい解説は以下の記事で行っていますので、実際に競輪予想を楽しもうという方は、ぜひ読んでみてください

競輪は「ライン」を知ることから始まる!初心者向け予想の基本3ステップ

「競輪は当たりりやすい」が事実である理由

競輪イメージ01

一般的に「競馬よりも競輪の方が当てやすい」といわれます。さらに、「競艇より競輪の方が儲かる」とも言われます。これは事実なのかを考えていきましょう。

まず「当てやすい」という点ですが、これは間違いありません。競馬の場合、実際にレースをするのは言葉が通じない「馬」という生き物になります。そのためいくら調教時計を見ようが、馬体をチェックしようが、本当の調子はなかなかつかめないものです。

また、レースの中で馬がどのように考え、どのような動きをするのかも人間には計り知れないもの。競輪は人が行う競技ですので、競馬のような不確かさはありません

競艇はレースによって使用するエンジンが抽選で決まるという点があります。エンジンの性能は比較的明確であり、この時点で勝敗の半分は決まっているといっても過言ではありません。さらに競艇は基本的に内枠が圧倒的に有利なもの。

この結果競艇は当てやすいものの、比較的堅い決着が多く、あまり儲からないギャンブルといえます。競輪はすべて自分の自転車で競技を行うため、エンジン性能による有利不利といった競艇のような明確さはありません。その分平均配当は高くなるということに。

競輪は他の公営ギャンブルと比較しても、当てやすく儲けやすいギャンブルとなります。

競輪場で楽しむための基本ルール

広島競輪場02

競馬でも競艇でもオートレースでも同じですが、ギャンブルである以上、一番おすすめなのは競輪場に行き、ライブでレースを観戦することです。レース自体の映像はテレビやスマホなどでも視聴できますが、ライブで観戦すると迫力が違います。

ギャンブルとしての競輪を楽しむのと同時に、スポーツとしての競輪も楽しめるライブ観戦。初心者の方でも競輪場は気軽に楽しめるスポットです。競輪場がどんな場所か、どんな雰囲気なのかに関しては、以下の記事で解説していますので、参考までに読んでみてください。

やっぱりライブが最高!競輪初心者でも楽しめる競輪場の楽しみ方

まとめ

KEIRIN.JP01

※画像出典:KEIRIN.JP

競輪は日本の北九州発祥の競技です。オリンピックでも翻訳されず日本語のまま「KEIIRIN」という競技名で競技が行われているように、日本から世界に伝わったスポーツです。

そんな競輪は、スポーツとしても、ギャンブルとしても、非常に完成度が高い競技といえるでしょう。競輪の経験がない方には非常に敷居が高いギャンブルと思われがちですが、非常に入口の敷居は低く、誰でも楽しく勝負できるギャンブルになっています。

少しでも競輪に興味のある方は、まずは手軽にインターネット投票などで、少額の勝負から始めてみるのがおすすめ。近所に競輪場があるという方は、可能であれば一度観戦に行ってみましょう

きっと持っているイメージを覆す楽しさと激しさを感じることができるでしょう。